2022.09.26
【2022年7月~9月】愛媛の転職マーケットの動向と、アップ記事一覧
こんにちは。リージョナルキャリア愛媛のコンサルタント、松本です。
夜風にあたると少し秋の気配が感じられるようになりましたが、日中はまだまだ残暑が厳しい日が続いていますね。今年の夏は、甲子園での高松商業高校の躍進が印象的でした!高校生達の懸命なプレーを見ていると、やはり良い刺激を受けるものですね。
さて、今回は「2022年 第2四半期」における愛媛県の転職マーケットの動向と、この四半期でアップしたインタビュー記事を一覧でご紹介していきます。直近の企業動向や実際にUIターンされた方の声など、リアルタイムな情報をお届けできればと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
<2022年7月の有効求人倍率>
参照:「厚生労働省/一般職業紹介状況(就業地別・季節調整値・新規学卒者を除きパートタイムを含む)」2022年8月
2022年8月末に発表された最新の有効求人倍率は1.55倍と、全国平均を常に大きく上回っています。新型コロナウイルスの影響で2020年3月〜6月にかけて大きく落ち込みましたが、そこから徐々に回復してきている状況です。
▼エリア別求人倍率
受理エリア | 有効求人数 | 有効求人倍率 | 前年同月比 |
東予 | 9,889件 | 1.51倍 | +0.20 |
中予 | 16,588件 | 1.31倍 | +0.13 |
南予 | 4,260件 | 1.40倍 | +0.07 |
参照:「愛媛労働局/月間有効求人倍率の推移(原数値/学卒を除きパートタイムを含む)」2022年8月
エリア別に見ると、求人数として最も多いのは松山を中心とした「中予」エリアとなっています。有効求人倍率はどのエリアも高くなっていますが、特に「東予」エリアは前年から0.2ポイント伸びており、企業の採用意欲が高まっていることが窺えます。
▼職業別求人倍率
職業 | 有効求人数 | 有効求人倍率 | 前年同月比 |
管理職 | 18件 | 2.00倍 | -9.33 |
専門・技術(医師・開発職等) | 1,473件 | 4.08倍 | +0.49 |
事務 | 590件 | 0.98倍 | ±0.00 |
販売(商品販売・営業等) | 489件 | 3.08倍 | +1.14 |
サービス(接客・施設管理等) | 1,183件 | 4.29倍 | +0.45 |
保安(消防士・警備員等) | 80件 | 10.00倍 | +3.28 |
農林漁業 | 44件 | 2.10倍 | -0.26 |
生産工程(生産管理・設備等) | 855件 | 4.50倍 | +0.49 |
輸送・機械運転 | 420件 | 3.44倍 | +1.01 |
建設・採掘 | 502件 | 10.04倍 | +3.21 |
運搬・清掃 | 380件 | 1.42倍 | +0.35 |
IT関連 | 170件 | 2.33倍 | -0.61 |
福祉関連 | 1,320件 | 4.37倍 | +0.26 |
参照:「愛媛労働局/職業別常用新規求人・求職の状況(学卒及びパートタイムを除く)」2022年8月
職種別では「建設・採掘(10.04倍)」「保安(10.00倍)」が突出して高くなっており、こちらは全国的に人手不足が続いていることが要因となっています。また、昨年と比較すると「専門・技術(4.08倍)」「生産工程(4.50倍)」の倍率が伸びており、メーカーでの採用ニーズが徐々に高まってきていると考えられます。
▼転職マーケット動向・企業トピックス
上記で記述しているように「専門・技術」「生産工程」の倍率が伸びており、メーカーでの採用ニーズが徐々に高まってきています。愛媛県では海外展開を進めている企業・メーカーが多くあり、特に東予地区は世界や日本でトップシェアを誇るような製品が多数製造されています。そのため海外展開などを進めている、または海外展開を進めている企業を顧客としていた企業がコロナ過の影響から回復し、積極的に事業展開を進めています。
グローバル企業では次のような職種で活躍できるポジションがあります。例えば、海外市場での販路拡大や販売促進を担当する海外営業職です。営業のプロフェッショナルとしてのスキルの他、現地への適応力や語学力などが求められますが、新市場を開拓するやりがいや、大きな市場で商品・サービスを展開できる達成感なども得られます。自社製品の輸出入に関わる手続きを行う貿易・物流業務では、海外企業とやり取りしながら、商品の受発注や納期調整、船会社への手配、貿易関連書類の作成などを担い、その他、エンジニアも海外顧客との交渉や納品先現地工場での調整など、幅広い業種で活躍できるポジションがあります。
<2022年7月~9月のアップ記事>
▼転職成功者インタビュー「株式会社ハタダ 西岡大樹さん」(大阪から愛媛へのUターン)
専門学校で製菓技術を学んだ西岡さんは個人経営の洋菓子店に勤務した後、ホテルやパーティ会場を運営する会社に転職。普段の生活からライフイベントまで、様々なシーンに登場するスイーツを手掛け、パティシエとしての経験を積み上げてきました。そんな西岡さんがUターンを考えるようになったきっかけは子どもの誕生。地縁のない土地で、夫婦二人だけで子育てできるのか...。そんな不安が日々募っていったといいます。そして同郷の妻とじっくりと話し合い、出した答えが地元・愛媛への転職でした。約2か月間の転職活動を経て、現在は愛媛県に本社を置く大手菓子メーカーの洋菓子部門の責任者として働く西岡さんに、転職までの経緯と、現在の暮らしについてうかがいました。