転職成功者インタビュー

株式会社伊予鉄グループ
大塚洋介さん(仮名・広報) 32歳

地元に近い愛媛で出会った、家族との時間もキャリアも大切にできる理想のポジション。

生まれ育った香川県から離れ、群馬県のハウスメーカーで販促・広告担当として働いていた大塚さん。前職では広告やSNS運用の経験を積み、業務や役割にやりがいを感じていたものの、子どもの誕生を機に地元である香川県に近いエリアでの暮らしを考えるようになったという。

これまでの経験を活かせる求人を見つけたいと考えた大塚さんは、希望エリアを香川県に絞らず広く四国全域で検討。しばらくして、リージョナルキャリア愛媛のコンサルタントから伊予鉄グループの広報職を紹介される。

初めての土地での生活に不安を抱きつつも、伊予鉄グループの職務内容に惹かれた大塚さんは愛媛県へのIターン転職を決意。現在は公私ともに充実した日々を送っている大塚さんに、転職の経緯や愛媛での暮らしについて伺った。

※本記事の内容は、2025年4月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで71日間

転職前

業種
ハウスメーカー
職種
販促・広告
業務内容
販促物の企画制作、SNS運用、広告発信、メンバーマネジメント

転職後

業種
交通・観光業
職種
広報・マーケティング
業務内容
グループ各社の広報およびマーケティング、SNS運用によるブランディング強化

エリアを広げることで見つけたSNS運用の経験を活かせる仕事。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

伊予鉄グループで広報、マーケティング業務に従事しています。伊予鉄グループは愛媛県の松山市駅を拠点に、鉄道やバスなどの交通インフラを中心として観光、不動産、商業施設の運営など、地域に根ざした幅広い事業を展開している総合企業グループです。

私は広報室に所属し、InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどを活用してグループ各社の情報を発信することで、ブランディング強化およびフォロワーとの関係構築に努めています。

入社前のご経歴を教えてください。

前職ではハウスメーカーで販促・広告担当として勤務していました。当初は販促物の制作や、折り込みチラシの企画・校正、店舗販促物の受発注業務などに従事していたのですが、その後、SNS課に異動となり、InstagramやX、YouTubeの運用を担当するようになりました。

また、課の責任者として、新人教育、目標設定、行動管理などのメンバーマネジメントに加え、会社全体の売上拡大や広告戦略の立案にも携わってきました。

転職のきっかけは?

最も大きなきっかけは子どもが生まれたことです。私も妻も香川県出身なのですが、子どもが生まれる前から、子育てをするなら地元に近いところがいいだろうと考えていました。

前職の業務にやりがいを感じていたので少し悩んだのですが、これからの子どもとの暮らしを第一に考え、転職することを決意しました。

転職活動はどのように進めましたか?

当時は群馬県に住んでおり、地元の企業や求人情報について十分に把握できていなかったため、まずは大手転職サイトに登録しました。

その際、これまでの経験が広告やSNS運用といった分野であることから、エリアを絞り過ぎると対象となる求人が限られてしまうと考え、香川県だけでなく四国全域を対象に求人を探しました。

しばらくして、リージョナルキャリア愛媛のコンサルタントから伊予鉄グループの求人を紹介してもらいました。自分の希望条件に合った求人だと感じたので、前向きに話を伺って選考を進めました。

今の会社に決めたポイントは?

愛媛県は生まれ育った香川県の隣とはいえ、住んだことも観光に訪れたこともなかったので、どのような企業があるのかも知らず、土地勘もありませんでした。そんな中、伊予鉄グループを紹介されて、「四国にもこんな企業があるのか」と驚きました。

伊予鉄グループの事業は地域に密着しているサービスが多いので、土地勘すらない自分が入社して活躍できるのか、少し不安はありましたが、面接を通じて、これまで培ってきたSNS運用の経験はそのまま活かせるイメージを持てたので入社を決意しました。

また、家族のサポートが得られる環境であることも大きな決め手となりました。伊予鉄グループでは、「フレックスタイム制」や「完全週休3日制」に加え、グループ内で「いよてつ保育園」を運営するなど、子育てを支援する制度が整っており、働く環境としても非常に魅力的でした。

特に「いよてつ保育園」はとてもありがたく、知らない土地に移住して保育園を探すのはなかなか大変だと考えていたのですが、内定から入社までの間に入園の手続きが完了したので安心して転職を進めることができました。

家族との時間を確保しながら、さまざまな事業・サービスに関われる仕事にやりがいを実感。

転職していかがですか?

広告やSNS運用など、職務内容自体は大きく変わりませんが、扱う商品が住宅から地域サービスへと大きく変化しました。

伊予鉄グループを知った際、「多様な事業を展開しているので、それを幅広い方々に知ってもらう仕事はきっと楽しいだろう」と感じていましたが、入社後、その認識は間違っていなかったと実感しています。覚えることは多くて大変ですが、その分やりがいを持って仕事に取り組めています。

転職して良かったと思うことは?

最も良かった点は、家族との時間が増えたことです。前職はシフト制だったこともあり、非常に多忙な日々を送っていましたが、伊予鉄グループではメリハリのある働き方ができるため、家族との時間を確保しやすくなりました。

また、先ほどお話しした通り、さまざまな商品やサービスの広報業務に携わることができており、その点についても非常に楽しく取り組めています。

困っていることや課題はありますか?

一番の課題は愛媛に訪れたことがなく、土地勘がまったくないことです。事業の特性上、地域社会について深く理解しておく必要があるため、積極的に知識を吸収しているところです。

とはいえ、わからないことは社内の皆が親切に教えてくれますし、各グループ会社とのやり取りを通じて、鉄道やバス、まちづくりに関するさまざまな情報を得られるので、それを自身の知識として少しずつ蓄積しています。

また、休みの日には家族と一緒に積極的に出かけることを心がけており、各グループが関連している施設などに足を運び、実際に体験することで地域に関する知識を深めています。

生活面の変化はありましたか?

地元に近い場所で暮らしていることが、大きな変化です。以前は帰省に7〜8時間かかり、長距離移動が必要でしたが、現在は2時間ほどで帰れるため、私も妻も気軽にリフレッシュする時間を確保できるようになりました。その点は非常に良かったと感じています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

まずは、「転職したいな」と思ったタイミングで転職サイトに登録するなど、早めに情報収集を始めることをおすすめします。

また、ご家族がいらっしゃる方であれば、転職はご自身だけでなく、ご家族にとっても大きな出来事です。自分にとっても家族にとっても、全員が幸せになれるような企業を見つけて転職できると、より良い選択になるのではないかと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
川田 基弘

大塚さんは四国で広報・SNS運用のご経験を活かせる企業を探していたものの、なかなかマッチする求人に出会えず、不安を抱えていらっしゃいました。

そんな中、地元に近いエリアでご経験を活かせる求人として、伊予鉄グループの広報ポジションをご紹介しました。

愛媛県という初めて住む場所への不安や葛藤などもあったかと思いますが、現在は公私ともに順調に過ごされていると近況をお伺いでき、お役に立てて良かったと心の底から感じています。

また、大塚さんのお話から、U・Iターン転職において「可能性を広げるためにエリアを限定しないこと」の大切さを改めて実感しました。広く情報収集を進めながら、納得のいく決断をされた大塚さんの今後のご活躍を心よりお祈りしています。

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